第87話



放課後に委員会会議があり、仁がいない分大忙しだった。



無事に会議を終わった後に、また風紀委員長の飛鳥先輩に話し掛けられ、風紀委員の連絡をしたいからと連絡先を交換した。



「白石はいる?」



『今日は体調不良で休みです。』



「そうか……お大事に、って伝えてくれ。それじゃあ。」



剣道部にいそうな硬派男子は会長たちの元に行くと、二言三言話す。

最後に雅先輩の頭にポンッと手を置き、会議室を出ていった。



その時の雅先輩の反応がすごく可愛くて、見ているこちらまできゅんとした。

頭に自分の手を置くとムスッとしているのに、頬がほんのりと赤くなっている。



乙女だ。

雅先輩と飛鳥先輩って付き合ってるのかな。



いつもより早く生徒会も終わり、急いでコンビニに向かった。



ゼリーとアイスを買い、仁の家へと向かった。



「いらっしゃいませ。あ、姫ちゃん!」



『こんばんは。仁寝てます?』



「それが……散歩に行くとか言って出掛けちゃったんだよね。」



『もう大丈夫なんだですか!?』



出掛けられるなら大丈夫なのかな。



「……うん。30分前に出ていったんだけど、多分もうそろそろ帰ってくると思うから、待っててくれる?何か淹れるから。何がいい?」



『分かりました!カフェモカが良いです。あと、仁にアイスとゼリー買ってきたんですが、冷蔵庫に入れて貰ってもいいですか?』



「ありがとう。仁が帰ってくるまで冷やしておくね。」



恭さんが淹れてくれたカフェモカを飲みながら、仁を待った。

うん、とっても美味しい。



恭さんの宣言通り、30分くらいすると仁が帰ってきた。



「おかえり。姫ちゃん来てくれたよ!」



『ん』



「おかえり。もう大丈夫なの?……顔色悪いわね。」



仁の顔は真っ白で、疲れた顔をしている。



「ご飯作ったから、姫ちゃんも仁も食べてね。」



そういうと、仁にはお粥を、私にはカレーを出してくれた。



「無理して食べなくて良いからね。食べれる分だけでいいよ。」



『いただきます!』



「……いただきます」



すごく美味しい。

このご飯を毎日食べられる仁が羨ましい。





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