第64話



生徒会体験が始まってから、もう2週間がたった。

結構やることが多い。

朝は時々遅刻して昼からとかあるけど、6限まで授業に出て、放課後は生徒会で補佐の仕事。

家に帰ってもすぐに寝てしまう毎日。

正直もう面倒くさい。

サボろうとしても、役員全員から順に電話がかかってくる。



「仁~姫~この前行けなかったパフェいつ行く?」



机にうつ伏せになった状態でそう聞いてきたのは、緑川。



ああ。そういえば、新入生歓迎会の後結局行けなかったな。



『ん』



「姫~訳して!」



「これは、行くって言っただけよ。生徒会が終わらないと無理かしら。」



「そっか~楽しみにしてたのになぁ。」



ひかが唇を尖らしている。

可愛い……



堪らず頬っぺたを突っついた。

これは、最近のマイブームである。

ぷにぷにのマシュマロ頬っぺにメロメロだ。



『…………我慢』



「……う、うん…………」



俺の言葉に俯いていてしまった。

それでも、耳が赤くなっていてそこもまたきゅんポイントである。



ひかの頬っぺた以外でも、マイブームがある。

それは、南雲観察。

ギャップの激しさにメロメロです。



と、まあ……なかなか充実している高校生活。

入学式の時は、こんなことありえないと思っていた。



これが結構楽しいと思っている自分がいる。

警戒を解く気はない。

いつ裏切るかなんて分からない。

エスパーじゃないからね。腹の底でどう思っているかなんて、全く分からない。



それでも、姫も笑っているのを見ると、安心するのだ。




「じゃあ、生徒会終わったらさ!お疲れ様会しようよ!皆で!」



「皆って?」



「そりゃ、俺とひか、仁と姫、あずと昴といっくん!後!もう一人紹介したいやついるんだ~…………仁~」



緑川の言う皆とは、【白銀】総長と幹部たち。後一人って誰だよ。

これ以上増えるとかめんどっ。



てか、嫌だよ。

灰原嫌いだし、黄崎は俺とひかが喋ると睨んでくるし、赤西はエロくてついていけない。

個性が強くて疲れる。



どうやら顔に出ていたようで、緑川が眉を八の字に曲げて困り顔。





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