第17話



その後、俺とひかが自己紹介をして、ホームルームは終了した。



俺はすぐに前の席の男、白石に話しかけようとした。



しかし、白石は隣の席の女と親しげに放課後の話をしている。


自己紹介でも思ったけど、こいつ無口なのか?

聞いていると、女と相当仲が良いようだ。

数少ない白石の言葉を的確に理解している。




もしかして、付き合ってるのか?

とにかく、話しかけてみよう!



肩を叩いて呼び、さっきの謝罪と握手を求める。

俺の手を見て動かない……そっちから来ないならこっちから行くかっ!

俺は白石と無理やり握手をしてた。



隣の女───青井姫乃とも自己紹介をし、握手をする。

姫は可愛い美少女という言葉が似合う子。



ひかりも話に入り、呼び名を決める。

青井のことは、姫。そういえば、白石の下の名前は?

そう聞こうとしたが、次の瞬間には





──────白石がひかの髪に触れ、頭を撫でていた。





しかも、フードから少し見える顔は、色っぽく微笑んでいた。

白石は、男の俺から見ても、超がつくほどの美形だと思う。こんなに綺麗な顔をしている奴をいっくん以外で初めて見た。



……色気が半端ねぇ!これは昴と張り合える。勝負させたら勝てるんじゃないだろうか



ひかも姫も顔を真っ赤にさせている。

俺も顔が熱いっ!



ひかは、吃りながらもさらに顔を真っ赤にさせた。



あ!そうだっ、名前!

聞いてみたら、“ん”と返事が帰ってきた。

こいつ……“ん”しか言えないのか!



やはり姫とは長い付き合いらしく、白石のことをよく知っているようだ。

ひかはそんな二人を羨ましそうに見ている。



白石の名前は、“仁”と言うようだ。

格好いい名前だな。



不思議な雰囲気の仁。姉御肌の姫。

これから先、2人共と仲良くなれそうだと思った。




《亮side end》






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