第15話



それから学校に着いて、車を降りる。



「「「「「「きゃああああああああ!!!!!!」」」」」」



『……凄っ』


式が終わってすぐくらいの時間なのに、もうこんなに人だかりが出来てる。



「昴様!今晩空いていますか?」



「今日はもう予約入っちゃってるわ~。」



「いつなら……」



「……んーー明後日ならいいよー。電話は?」



「これですっ!」



「オッケー。じゃあ、連絡するからー。」




「はっはい!!」



女の子は、真っ赤になって走っていってしまった。



『……昴なんかのどこがいいのやら。』



「同感ですね。」



「そりゃあ、俺優しいしー、上手いからなー。」



その間にも、名前を呼ばれたり、抱いてくださいってアピール合戦が始まったりした。



女の子がだっ、抱いてくださいなんて……。

俺はもっと清楚系な子が好きなんだけどな。



昴は女好きだけど、あずといっくんは女嫌いだ。

だから、今もあずはとってもうざったそうな顔をしているし、いっくんは眉間に深い皺ができている。



そんな中、いっくんの眉間の皺が一瞬なくなった。

視線の先を見ると、一組の男女。

遠くてよく見えないけど、その人たちも遅刻したのか、俺たちを少し見ると歩き出していた。

特に興味もなさそうで……。

なんか、あの二人面白そうっ!



人混みを抜け、3人と別れる。

北高には、AからFクラスまである。

クラス表を見ると、俺とひかは同じクラスでA組だった。

二人で急いで教室へ向かい、そのままの勢いで扉開ける。

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