出会い

第14話

《亮太side》



おはようございます。

俺の名前は緑川 亮太です。

全国No.1の族【白銀】の親衛隊長をやっています。

今日は俺と【白銀】の姫───青沼 ひかりの入学式だ。

朝は、幹部以上の皆で登校した。



「ふぁぁぁぁぁぁ~ねっみぃ!昨日の子がすっげえスタイル良くてよ~はおねだりされて、ちと頑張り過ぎたな~」



あくびをしながらいきなり赤裸々トークを始める

【白銀】特攻隊長───赤西 昴あかにし すばる

黒っぽい赤髪の188㎝と大男で女好き。

北高校2年C組。



「うるさいですよ!そんなどうでもいい暴露しなくて結構ですから」



敬語で昴を注意する皆のお母さん的存在の

【白銀】副総長兼情報担当───黄崎 梓きさき あずさ

黒髪に金色のメッシュを入れていて、178㎝で細身。

北高校2年E組。



そして、俺の前に座る

【白銀】総長───灰原 一心はいばら いっしん

きらきらと輝いている金髪は、生まれつきのものだ。

北高校2年E組。

いつもならいっくんの家に迎えに行くのに、今日は電話で公園にいると言われた。

迎えに行ってから、何か考え込んでいる。



俺たち5人は、幼馴染みで家が近所だ。

あと、ここにはいないけど、幹部はもう一人いる。



昴とひかが寝坊したおかげで、遅刻してしまった。



『(これは入学式出れないな……)』



行事大好きな俺は、退屈だろうとどんな行事にも参加したい派の人間だ。



「亮君!ごめんね……私寝れなくて、朝起きれなかったの」



しょぼーんっと効果音が付き添うなほど沈んでいるひかり。

ひかは優しいからな……



「大丈夫ですよ。ひかり、亮も怒ってないでしょ?」



あずが俺にだけ分かるようにブラックな笑いを向けてきた。



『……うん!わくわくしたら寝れなくなるよな!仕方ねぇよ!気にしなくていいし!』



「ひかる~気にするこたねぇよ!座ってるだけの式だぞ?退屈過ぎてきっついだけだ!寝坊でラッキーラッキー~」



「でも、亮君……行事……」



「亮もちっちぇこと気にすんなよ~」



『ひかるは気にしなくていいよ!……昴は腹立つから黙ってろよ!お前は反省しろっ!』



ひかが上目遣いで俺を見る。

それに笑い返すと、ひかりも笑い返してくれた。



「うん……。ごめんねっ!ありがと……。」



あずの笑顔も普通に戻っている。

むしろ優しい目でひかを見つめている。

分かりやすいけど、ひかは気づいてない。

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