第119話

「代金はカードでもいいか?」



「大丈夫だけど……」




本当に全部買う気だとは思わなくて、砦を困ったように見つめていると砦は少しだけ笑う。



―――…まあ、当たり前の反応だよな。





「悪かったな、手間かけさせて。」



「またのご来店、お待ちしてますよー。」



結局、何故『カラメル』を全て買い占めたのか店主は分からないまま、別れを告げた。











砦は自分の家に一旦帰って、七夕の部屋に直行する。



「よお、シチユウ。テメエに仕事をやる。」



「何やの~、人が休んどる時にー。」



よいしょと声をあげながら、砦から差し出されたソレらを見て声を上げそうになる。



……上げなかったが。

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