第118話

「おっさん、ソレ。何って種類?」



「お?」



砦が目にしていたのは、濃い茶色をしていて、紙コップに淹れられているもの。



それに店主は嬉しそうに顔を緩める。




「これは『カラメル』って言って、フレーバーティーの一つだね。甘くて香ばしい香りがして、女性の方には今人気で……」



「それ、全部くれ。」



「え!?全部!?」



「ああ、あるもん全部。」




砦は何を思ったのか、お店の中にある『カラメル』を全て買い取った。



店主も何を考えているのかさっぱり分からないまま、それを全て袋に入れて砦に手渡す。



……多少、時間はかかったが。




「……案外少ねえな。」



「ご、ごめんねえ。」

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