第78話
―――…自分の家に着く、はずだった。
いつの間にこうなってしまったのだ?
「……蘭勝さん。」
「しばらくこの家に住め。……身の周りのもんは全部用意させてる。」
そう言って、車の窓を開けて、煙草の煙を吐き出す彼。
……どういうことだ。
何故私は今、見知らぬお宅の前に送らされているのだ?
「……ふざけてます?」
「心配するなっつってんだろ?下着も一寸狂わずぴったりのもんを用意してる。」
「はあ!?な、何で私のサイズを…っ!?」
「俺達は一度、やってる身だろ?」
―――…有り得ない。
そういう話を平気で出来る人って、ロクな人がいないのよね。
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