第24話
「いい加減に…っ!」
「本郷~、やっぱ俺何かあったかいもんが………」
ハッと気づいた時には時既に遅し。
水島君はキッチンに姿を現していて、砦と私が何をしていたかなんて鋭い彼が分からないはずもない。
数秒間見つめて、彼はハハと笑った。
「……何してんですかー、先輩。」
「分かんだろ?帰るなら、玄関はお前から見て左だ。」
「こんな美味しい場面見といて、一人で帰るわきゃあないでしょ。」
……まさか、こんな場面を水島君に見られるとは思っていなかった。
キッチンの端に追いやられて、迫られている私の姿を。
恥ずかしくて、今なら軽く死ねる気がした。
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