第19話

―――…景親さんの字を見たことがないので、どんな字なのか気になる。



まあ一緒に暮らすことになるのだから、また見れるだろうと思い、私は海沿いを歩いていると、見たことのある車が遠くから目に入る。



嫌な予感がしなくはなかったけど、私はスルーしようと思い、早足で歩くことにした。



………どうか、見間違いでありますように。







そう思ったのは無駄だったらしく、その車の後部座席から出てきた人に私は額から……嫌な汗を流してしまう。



―――…どうして彼がここに?




なんて考えても、彼の考えが分かるわけではないので考えることもやめる。



とりあえず、目の前にニヤリと笑う彼に視線を向けた。

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