第39話

『塵山』という場所に来て、何週間か経った頃。



大稀とは違う部屋を貰い、俺は一人で自分の部屋に備わっている本を読んでいると、ドアをノックする音が聞こえてきた。




「『ケイ』!!ケイ、いるか!!」



隣の部屋の『トモ』だ。



俺は彼の焦っている声を聞いて、急いで部屋のドアを開ける。




「ど、どうした?」



「ケイ!!やべえよ!!お前の兄貴……っ!!何だよ、あれ!!」



「………え?」



大稀が、何?



俺には話が見えなくて首を傾げていると、とにかくこっちに来るようにとトモに言われたので手を引っ張られながら食堂に連れ行かれる。



そしてそこで見た光景に、俺は目を見張らせることしかできなかった。

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