第11話

全く、懲りない人。



今月の初旬、彼等に監禁されてたことを思い出すが、それもひどく昔に感じる。





「……元気ですか?四谷さんたちは。」



「ああ、那留にあんだけやられたのに、もうピンピンしてんな。」



“アイツの回復力は本気で羨ましいわ”



───…待って。



今ものすごく怖いことをランカさんが言った気がするのだけど……そうね、ここはあえて気にしない方がいいわよね。



那留兄さん、お願いだから四谷さんのことは程々にしてあげて。





心の中で四谷さんに同情していると、ランカさんは私にスペアーキーを返してくれた。



まあ、ここに戻ってきてくれたというだけでもよしとしましょうか。



私はそれを受け取って、肩にかけてあるバッグの内側のファスナーに入れておく。

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