第10話

―――…時に気づいた。






「……それ、私のじゃないんですか?」



「あん?」



ランカさんは何故か、私のスペア―キーを持っていたのだ。



……家の、スペア―キーを彼が。








「あー、そうそう。これをテメエに返すために、今日はここに寄ったんだよ。」



「え?」



というか、私ランカさんにスペア―キーを貸したところか、彼がこの家に来たことなんて―――…あ。



私は肝心なことを今まで忘れていた。







「……四谷さんですか。」



「そうだ。協が自分で花子に返すつもりだったんだが、那留に『紗綾に会いに行ったら、殺す』って言われてたみたいでな。」



“今回は諦めるって、俺に託されたわけだ”




……今回はということは、次回があるということなのね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る