第16話
私は足を一歩踏み出す。
それを見た四谷さんが嬉しそうに顔を歪めて、先に歩き始めた。
……余裕のあるあの顔が、一番ムカつくわ。
ランカさんを若干気にしながら、私はゆっくりと歩いていると等々真ん中の領域に辿り着いてしまった。
―――…絶対、入りたくない場所。
でもその目の前に来た今、入らないわけにはいかないだろう。
「どうぞ、本郷サン。」
手を差し出され、その上に登れと彼の瞳が語っている。
ここでその手を断れば、もしかすると空気の読めない女だと思われるだろうか?
思われるあたりは構わないけど、やはりランカさんに四谷さんに合わせろと言われている手前そうするわけにもいかない。
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