第8話

その瞬間だった。




「由宇…っ――!!!」



私も目の前にいた中島さんの肩も同じくらい反射的に動いた。



ランカさんのあんな大きな声を聞いたのは、初めてだったので驚きを隠せない。





「あ……。」



「その話を紗綾の前ですんな。」



「ご、ごめんなさい。」



塵山?



聞いたこともない単語だったので、結局それを聞いても検討もつかない。



……あまり深く突っ込まない方がいいと判断した私は、その時はスルーしておくことにした。



しかし、近い未来、その単語を再び聞くことになるのを私は知り得ない。









「まあ、ジッとしていても仕方がねえ。とりあえず、協の思惑に乗っとくか。」

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