第9話

ランカさんはそう言って、ソファから立ち上がる。



……四谷さんの思惑に乗る?






「ユーコ。先行ってろ。」



「了解!」



彼に敬礼をしてから、私に会釈して彼女はこの部屋を出て行く。



……驚いたけど、彼女って一体何者なんだろう?





「ユーコは味方だ。何かあったら、アイツの言うことに従ってくれ。」



「は、はい。」



まあ、ランカさんがそう言うのだから、それに従うまで。



今は助けに来たでろう彼について行くのが最善の道なので、私は彼を見る。



その時、ふと彼を思い出してしまった。








―――…砦。



ランカさんに面影が少し似ているので、彼の顔を思い浮かべてしまう。

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