第47話
「私は砦が好きなんです…っ!!」
そう叫んだ時、丁度私とランカさんの目の前に車が到着した。
彼の目を見ると、彼は私を蔑んだような目で見下ろしている。
怖いわけではないが、どうしてかその瞳を見ると違和感を持つ。
―――…一体今、何を考えていますか?
そう思った時、ランカさんは私の腕を掴み、車に無理矢理押し込んだ。
「きゃ…っ!?」
「逸樹。外出ろ。」
ランカさんは倒れこんだ私の上に乗るようにして、その車の扉を閉める。
逸樹と呼ばれた彼は一度会ったことのなる人だったが、何も言わずに車から出てロックを掛けて行った。
どういう、こと?
「……おい、紗綾。」
彼の声が、少し色っぽく感じるのは、どうして?
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