第八章 ドキドキする気持ち

第84話

その数日後、今度はカルナさんと二人でお出かけすることになった。 今回カルナさんは、動物園に連れて行ってくれた。

 カルナさんは昔から動物が好きみたいで、今日のデートをとても楽しみにしていたみたいだった。


「うわ、すごい……! 可愛いっ」


 園内を歩くと可愛い動物たちがたくさんいて、すごくテンションが上がった。


「見てください、カルナさん。この子、すごく可愛いですよ」


「本当だ。可愛い」

 

 わたしがものすごく可愛いなって思ったのは、動物の赤ちゃんだった。 特に可愛いかったのは、ホワイトタイガーの赤ちゃん。

 白いフワフワの毛並みがものすごく可愛くて、つい見惚れてしまっていた。


「やばい。すごく可愛い……」


 何この子、天使すぎない!? 可愛いすぎて、ヤバイ……!


「ホワイトタイガーですか。……可愛いですね」


「はい。すごく可愛いです」


 ホワイトタイガーの赤ちゃんって、こんなに可愛いんだ。 

 テレビでは見たことあるけど、実際に見るとものすごく可愛いくて、なかなかそこから離れられそうにない。


「姫、お気に入りですか?ホワイトタイガーの赤ちゃん?」

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