第67話

「ありがとうございます」


 並べたカップに、マロミさんが淹れたての紅茶を淹れてくれる。


「お熱いので、気をつけて飲んでください」


「はい。ありがとうございます」


 マロミさんが紅茶を注いでくれると、紅茶のほのかないい香りが漂ってくる。


「こちらかぼちゃのスープと、スモークチキンのサラダをお持ちしました」


「うわ、美味しそうですね」


「本当だ。いいニオイがしますね」


 ルイトさんとカルナさんが嬉しそうな表情をしている。


「どうぞ、温かいうちにお召し上がりください」


「ありがとう、マロミさん」


「次のお食事の準備をして参ります。 少々お待ちください」


 マロミさんが食堂から出ていった後、三人はかぼちゃのスープから食していく。


「ん、美味しいですね!」


「本当だ。美味しいです、カルティナ姫」


「本当ですか?良かった」


 マロミさんの料理はどれも本当に美味しいから、喜んでもらえて良かった。


「スモークサーモンのサラダも美味しいよ、カルティナ姫」


「良かった。スモークチキンも、マロミさんの手作りなんです」

 

「これも手作り!? すごいですね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る