第66話

マロミさんは挨拶をした後「では、お茶の用意をしてきます。少々お待ちくださいませ」とキッチンへ向かっていった。


「皆さん、こちらにどうぞ」


「はい」


 わたしは三人を食堂へと案内した。


「どうぞ。皆さん、お好きな席にお座りください」


「ありがとうございます」


「では、失礼します」


 三人はそれぞれ好きな席へと座った。


「皆さんのために、今日はたくさんお料理を用意をしましたので、遠慮なく食べてくださいね」


 とわたしが伝えると、三人は笑顔で「ありがとうございます」と言っていた。


「カルティナ姫とお食事出来るなんて、とても嬉しいです」


「僕もです。 今日という日が、待ちどおしかったです」


 ルイトさんとアレンさんが、わたしにそう言ってくれた。


「ありがとうございます」


 今日の食事会は、なんだか楽しくなりそうだ。


「皆さん、お待たせ致しました。 お茶とお食事をお持ちしました」


 しばらくして、マロミさんがワゴンでお茶と食事を運んできた。


「マロミさん、ありがとう。 運ぶの手伝うわ」


「ありがとうございます」


 お茶のカップを三人の目の前に並べる。

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