第64話

「なんで、こうなったの?」



「………お前のこと探っていた?って感じだった」



探る?



「つーか、お前………………胸あるな?意外と、巨乳?Dか?谷間見てねぇな。水着になれば見れるか?スク水しかねぇとか言うなよ。まぁ、それはそれで興味あるけど」



……………………。



「何言っているのよ。馬鹿でしょ?それしか頭にないの?」



「男は、みんなそうだ。エロは大事だぞ」



「男でも抱けるの?」



「……………………あれは、成り行きだ」



どうなったら、ああなるの?



「お前、ちいせぇ。チビッ」



「うるさい」



「すっぽりじゃん」



「あなたが、デカイのよ」



「あっ!」



「何?」




……………。


……………。


あれ?


パーカー男をマジマジと見る。


すると、パーカー男も私をマジマジと見てきた。


気付いた時には、またキスをしていた。



「ンフ……ッツ!……フッ」



「……………………舌を絡めろ。引っ込めるな。下手くそ」




いや……………………


あの。


おかしいよね?



「ャ……メ…テェ…ンッ!」



この駄目男。


この男の舌を噛み千切ってやりたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る