「理由？」

「どんな風にしたらいいのか分からないの。それ以外もあるけど」

「………近付いてもらはないと自分からは何もしないって？」

「…………多分」

「部屋の奴は嫌じゃないのかよ」

「危険度が違うもの。私なりの考えがあるの。それに、相部屋は近付いた中には入らないから」

「あ～っ。あれだ。結局、お前は誰も近寄って来なくなったら１人じゃねぇか。少しは、自分から近寄って行くことも学ぶべきだな。」

………………………。

なんで、この男に説教されているの？

「まぁ、俺としてはいいや」

「ねぇ？もういい？」

「…………俺に怯えてんのは分かったから」

怯えている？

私が？

「なんで、私があなたに」

「お前、何か感じ取ったんだろ？」

「……………」

「だから！！感知したんだろ？俺、気配消すの上手いだろ。妙に手慣れてる感じするだろ。お前はそういうところで敏感に反応する。だろ？理解できない行動をされると対応できない。そういういくつかのポイントがあるとお前は拒否する」

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