第60話
「俺は、ヤバイところまで足を踏み入れたから。そこの裏から出るためには、自分の情報を隠すしかなかったんだ。結婚して妻がいることも。今では、恐れられる存在までになったけど」
「なら、マスターに妻がいることは知らないってこと?」
「うん。そこに、凛ちゃんのことも加わるよ。獅堂家に、バレることもないよ。俺、最強だからね!自分で言うのもあれだけど。でも、表にいるのが多いからね?本職は、料理を教える先生なの。学校に行って教えたり、料理のポスター作ったり」
「フードコーディネーター?」
「うん。そんな感じかな」
「暴れていた人がこうなるなんて」
「酷いな。生きるためには、自分で作らないといけなかったんだもん。さて、ある程度話したかな?まぁ、こんな感じかな。まだ、たくさんあるけど少しずつ知っていけばいいよ」
「うん。マスター?」
「ん?」
「今日の夕食は、マスターの家で食べるの?帰りの支度してるから」
「うん。麻矢が、待ってるから」
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