第59話
「私達には?」
「俺のは、幹部クラスの奴らでも知らないのが多いの。まぁ、なんとなく知ってる人達ならいるかも?俺の裏会社を利用したい奴は、社長さんとかかな?柚月壱夜くらいの。強い者にしか、知られていないっていうか。人数も、全員で20人くらいしかいない」
「その、優秀な裏の人達には恐れられてるの?」
「うん。そりゃぁ、情報を集めたり提供したり守ったりするのが仕事だもん。重大な秘密も知ってるよ」
「そう。麻矢さんは知っているの?」
「うん。でも、裏に関することは関わってないよ。俺が、許さないもん。俺だけが、やってる。しかも、創立者も俺だしね。基礎が、しっかりしてるし」
「基礎?」
「うん。柚月壱夜は、先代のを継いだでしょ?そういうのは、先代のやり方に染まってるから自分のやり方ができない。俺のは、自分で創立したから自分のやり方ができるでしょ?」
「マスターって、何者?」
「ん~?さぁ?」
「なぜ、自分の情報を隠す必要が?」
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