第14話

中に入るとやはり混雑している。


順番を待つだけで、疲れてしまいそうだ。









やっと、席に座るとメニューだ。



「凛は、これにしたら?絶対これ!!」



…………………肉。


しかも、量が多い。



「無理。私は、いらないから千那だけにして」



「ダメ。お手伝いさんから聞いたよ?朝も夜も食べないんだって?みんなと食べないのは知ってるけど、凛のは別に準備されてるじゃん。どこで食べてるの?」



「………………………コンビニ」



「うわぁ。ダメだよ。家のは、栄養バランスも考えて作ってるんだし。お手伝いさんが困ってたよ?食べてくれない!!って」



「そう」



ウェイターを呼ぶと、千那が勝手に注文をした。


ドリンクバーとハンバーグーと海老フライセット・・・そして、グラタン。



「グラタンなら食べられるでしょ?凛。本当にちゃんと食べて。最近、また痩せたよね?」



千那が、私の腕を触ってきた。



「ほら。細い。隼人さんも心配するでしょ。このままじゃ、倒れるよ。大事な僕の…………………ということで、僕オレンジ!!」



私が持って来るのね?



席から立って、ドリンクがある場所に行く。


すると、何やら騒いでいる人達がいた。

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