第29話
うつ伏せにされた身体を起こそうと両手を付いて頭を上げると、今度は腰を持ち上げ頭を押さえ付けられた。引き下げられた下着は情けないソコを露わにして今か今かと口を開けて待つ。
「いやっ」
「イヤじゃねぇだろ」
表情は見えないけど多分ほくそ笑んでるだろう。
誰よりも一番あたしの身体を分かっているからこそ、何を言おうが抵抗しようと意味がないことを知ってる。
「こんな垂れ流してイヌかよ」
十分に潤ったソコに自身を擦り付けるように宛がうと過剰なくらい意識が集中した。受け入れる準備は出来ていると謂わんばかりにヒクつくのと同時に――
「う…ッア」
「イイ具合だな」
せせら笑いながら一気に貫くと爪先から脳天に駆け巡る痺れが走り出す。
意思では出て行けと抵抗していても身体は欲しがる。もっともっと、と貪るように求めだす。
腰を掴まれグッと深く押し進むと勿体ぶるように律動し始め、あたしの反応を伺う。
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