第12話

「女子高生なの?大人っぽいね」


「そう?」


「すごく可愛いし、オジサンはラッキーだなぁ」


ベッドの中で戯れる。籠った熱が暑苦しくて息が上がる。何度も何度もしつこく触られて、麻痺しそうな身体に思考がぶっ飛びそうになりながらも早く終われとぎゅっと目を閉じる。


グラグラと揺れる頭に一心不乱に腰を打ち付けてくるオジサンは、嬉しそうに声を漏らす。


「あぁ、イキそうだ」


後ろ髪を掴んでグッと押さえつけて吐き出す欲にあたしは汚れていくんだ。


「んっんっ」


「ここ弱いの?可愛いなぁ」


あと数分で終わるこの行為はオジサンのタイムリミット。それまではせめて楽しませてあげようと、最後の最後まであたしは甘い声を出し続けてあげた。


「アッアッ」


「あぁ、イクッ」


だって、次に目を開けたらあたしは悪者になるんだから。

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