第3話

そもそもお互い身バレしたら困るでしょ?

そっちは結婚してるんだし、あたしは未成年。


それなのにあたしだけ身バレってどうなの?

ずるくない?だったらオッサンは奥さんに連絡出来る?――これから女子高生とエッチします!って。

いや、援助交際の間違いか。


「制服ならプラス1万でどう?」


「それでもダメ。こんなことしてるのバレたらお互いやばいでしょ?」


「じゃあ友達から借りてよ。他校なら分からないし」


「え、友達の制服着てセックスとか気まずいんだけど」


あはは、と笑い飛ばすけど内心「キモイ」と連呼。

そんなに制服プレイがしたいならお前が用意しろよハゲ。


「えー気にしなければ平気だよ。じゃあ次は制服ね」


「次?え、また会いたいの?」


「うん。若い子とこんなこと出来るのそうそう無いし、キミ可愛いからね」


「そっかぁ。考えとくね」


じゃあ連絡先を交換しよう、とスマホを弄るオッサンにあたしは紙とペンを渡して「充電ないから」なんて適当な言い訳をする。


疑うことなく連絡先を書くオッサンに「絶対会おうね」と言われた。

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