第23話
家につけば、ルイは「また明日ね」と笑顔をむけて、昨日してくれたように私の額にキスをしてきた。
それに真っ赤になる私は、ルイがやっぱり大好きで。
その次の日も。
その次の日も。
ルイは時間がある限り私に会いに来てくれて、家まで送ってくれた。
私だけを見てくれるルイに嬉しい私は、帰り際に必ずキスをしてくれる額を念入りに洗うようになった。
髪もいい匂いするように、ちょっと高めのシャンプーやトリートメントに変えてみた。
そうすれば次の日、「シャンプー変えたの?」と質問された。
「よく分かったね」と返事をすれば、「誰に嗅がせる気なの?」と、言われ。
正直に私は、「ルイくん」と答えた。
そんなルイの表情は、嬉しそうに笑っていた。
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