第24話

周りの人から、「どんな手使ったの?」と、散々言われたけど。


私自身が全然分かってないから、どう答えればいいか分からなくて。


1週間ほどがたった時には、やっぱり彼女だから?と、いつの間にか解決されてた。





「奈都、やばいね。今日の休み時間ずっとルイくん来てなかった?」



放課後、ニタニタ顔の友達にそう言われ、私は嬉しくて「ね、ほんと自分でも信じられない⋯」と、うっとりとした表情をする。




「いいなあ、あんなにイケメンの彼氏が奈都にベタ惚れとか」



ルイが、私にベタ惚れ。

周りから見れば、そう見えるらしく。

それに嬉しい私は、頬を染める。



「やばいよねぇ⋯」


「でも、それまでは酷かったけどね。改心したのかな」


「もういいよ、今は幸せだから」


「奈都顔やばいよ」



幸せオーラが溢れだしている私は、絵に書いてみればハートマークがたくさん出てるだろうなって思うほどで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る