義理の姉
仙 岳美
[R18]義理の姉
登場人物
姉小路 勉(あねこうじ つとむ)
主人公 18歳
仙 岳美(せん たけみ)
遠縁の姉 32歳
高三の俺は、部屋を整理をしていたら、ある一枚の絵を見つけた。
それは幼稚園の頃に、俺が書いた絵である。
自慢ではないが、園児の頃の俺は、他の園児より、ずば抜けて絵を描く事が異常に上手かった。
先生にも天才とまで言われた。
そんな俺は調子に乗り、クレヨンで絵を描きまくった。
そしてある問題にも悩まされていた(子供もなりになんとなくね)
それは紫のクレヨンだけ使う機会が無く、何本も不良在庫の様に貯まっていってしまう事だった。
そんな幼少期な頃のある日、母親の都合で、血は繋がってないが、母親と仲が良かった、親戚の仙 岳美さん(俺は現在は岳姉『たけねえ』と読んでいる)の家に俺は夕方まで預けられた。
その時にコタツに入りながら、岳姉に紫クレヨンの解消法を子供なりに相談した記憶がある。
「紫か~ そうね……中々日常で紫色の物ってないよね、葡萄とワインくらいかしら……」
岳姉も考えていた……
羊羹をひとかじりし、お茶を飲み、目をつむり少し思考したのち……「あ!」と何かにひらめいた様に目を見開き、俺の顔を見てニヤリとした! その時! 何か空間がドス黒く入れ替わった気がしたのを園児であったが覚えている。
同時に少し怖くなったのも覚えている……
「チョット待っててね」
と岳姉は奥の和室の方に行ってしまった。
少しして、岳姉の俺を呼ぶ声が聞こえて来た。
「勉くんー チョットこっち来てくれるー」
俺が和室の中を覗いたら、箪笥の前で岳姉が手招きしていた。
俺は何の迷いも無く、その元に走った。
岳姉は、箪笥の引戸を開いて中を探り……
「あ! あった、コレコレ」
とある物を俺に差し出してきた。
それは紫色のブラジャーとショーツだった!
それも結構透け透け過激な勝負下着だった!
俺はその当時は母親がしてるのとは、少し違うな~ 程度にしか思わなかったが……
「これ描いてみれば、描きごたえあると思うよ、好きなだけ観察しなよ」
と下着を俺に手渡し、岳姉は微笑みかけてきた。(いま思えばヤバいおねいさん…汗)
「気が済んだら、そこの辺に放っぽって置いていいからね、私し少し恥ずいから向こう入ってるね」
と岳姉はリビングに戻って行った。
ひんやりした薄暗い畳の匂いが籠る和室に、俺は1人取り残された……
園児なのでヤラシイ気持ちは全く無く、単純にその複雑な立体的な造形美に惹かれ、それらの装飾的なビラビラの生地を開いたりひっくり返したり細部までジックリと気が済むまで観察と記憶したのち、口に咥え、味と匂いもついでに確認した。
できればさらに、ハサミで切り裂いてバラして中身の方も観察したい気がしたのを覚えている。
後は指示通り俺の唾液が少し付着したその下着を使い捨ての用無しの何かの様に、雑に畳の上に放っぽり投げた事は覚えている。(いま思えば……それら2点の下着は装着したまま性交ができるように開く所は開き機能的だった。防虫剤と洗剤の匂いもしたので、最低一回は使用されたと思われる……岳姉ヤダ~ヤラスィ~)
家に戻ったら、スケッチブックに見事にその下着を模写し、園内で模様されたコンテストの時にその絵を提出した……
が、俺の絵だけ廊下に張り出されなかった、まあ当然である。
それから長い間、母親は岳姉の家には行かなくなった…… 。
そんなわけで俺もそれから逢ってなかったが最近、偶然本屋で岳姉を見かけ、声をかけた事から岳姉との止まっていた時は回り出した。
岳姉は当時と余り変わらずな姿だったのですぐにわかった。
岳姉も俺の事をすぐに思い出してくれた。
その場の立ち話は弾み、別れる際に住所も教えてくれた。
住まいは以外にも隣の駅付近だった。
数日後、絵が出て来た事もあって、軽い気持ちで会いに行った……。
電車を降り、手渡された手書きの地図を見ながら少し歩いた所に、岳姉の住まいであるアパートは、何かひっそりと感じる様に建っていた。
部屋は二階だったので、脇の階段を上がりインタホーン押すと、中で何やらゴタゴタ音がする。
事前に今日行く事は数日前に電話をして伝えておいたが、忘れていたみたいだった。
数分し、ガッチャと戸が開き、岳姉が顔を出しニコリとしてくれた。
何か慌てて服を着たみたいだった……
(風呂でも入ってたのかな?)
「お、来たね、うんうん、とりあえず中に入りなよ」
と言われたので、何の迷いもなく中に上がった。
岳姉は化粧台と向かい合い、ブラッシングをしながら、
「お昼食べたー」と聞いてきた。
「いえ、まだです」
「残り物のカレー温めたけどいい?」
「うん、なんでも」
カレーに外れなし普通に美味かった。
肉しか入ってないのも嬉しかった(野菜は邪魔だよな)
一緒に出されたコーラも夏の陽気もあり爽快に飲めた。
カレーを食べながら家から持ってきた例の絵を話しの種に見せてみた。
岳姉はそれを見て。
「へー 本当にうまいね、大人が書いたって言ってもこの絵は通るよ、でもあれはふざけすぎたわね、あのあと勉君のお母さんに結構キツく怒られちゃったわ私」
と余り気にせず笑っていた。
その笑顔を見て何か長い間、心に刺さっていた棘が抜けた気がしホットしたが……その後、急に岳姉は予想外な事を聞いて来た!
「高校生か~ いいな~ 彼女はいるの? もうセックスはしたの?」
「!」
俺は、タイミング的に一瞬、口の中のコーラ吹きそうになった。
「な! 何言ってるんですか! いないですよ! まだなにもその」
俺は、そのイキナリの質問に焦り、その答えをかわす様に返した。
「岳姉は、どうなんですか?」
「私ー 先月迄居たけど別れたー」
『イケナイ、事聞いちゃったかな……』
「私の事より、勉君そんなんだ~ いないんだー よしよし」
と岳姉はニヤリとした、その時、ドーンと何か空間が、あの頃と同じ様に、ドス黒い感じに変わった気がした(汗)
「さてと……ご飯も済んだ事だし」
と言って岳姉はスーと立ち上がり玄関まで行き……
ガッチャリと鍵を閉めた。
(え!?)
「最近、この辺さー 殺人事件とか遭ってさー 物騒なんだよねー」
と続けてカーテンまで閉めてしまった!
その影響で部屋の中は薄暗い感じになった……
カーテン越しに立つ岳姉の横顔の口元からは、特徴的な人より長めの犬歯が光っていた……
そして俺の方を振り向き、手で髪を横に解かしながらニッコリとしてきた。
その顔は妖しく、普段の岳姉とは違う他人に感じた……
瞳も流し目に変わっていた……
何か喋り方も艶っぽくなってきた……
岳姉は俺の横に座り。
「ほら、遠慮しないで、もっと呑みなよ」
とコーラをドバドバ注いできた。
「え! そんな急に注いだら! 溢れ……」
予想通りコーラが強く泡立ち、コップからすぐに漏れ出してしまった。
「あー ほんとー 凄いね 泡立ってるわ」
そう何処か他人事の様に岳姉は呟くと、それを指で掬い取り、舌を出して俺に見せつける様に舐めとった……
その行動と連動するかの様に……
「あー カレー食べたから暑い」
と胸の辺りをパタパタしだした!
胸元が少し見えた……
それは、昔に見せてもらった紫色のブラだった……
岳姉は俺の頬に手を当てて、
「何、見てんのよ、スケベ、でも嬉しい今日来るって言ってたから、この下着にしたのよ、たまたま使わないで、まだ持ってたから……今回は中身も好きに陵辱していいのよ……」
と岳姉の真顔が俺の顔に寄ってきた。
一瞬意味が解らなかったが、直ぐにキスをしようとしてる事に気づいて、慌てて顔を横に逸らした!
「岳姉! 俺は、そんなんじゃ!」
岳姉は一瞬ムッとした顔をした。
「じゃあー なんで私に逢いに来たのよ! 嫌なら逃げなさいよ! 追いかけないから!」
その言葉に、なにか心の置き所が解らなくなり、立ち上がろうとしたら、手を首を強く掴まれた!
「あ! ごめんなさい! 今の嘘、私、私、寂しいの、帰らないで何でもやるから! お願い」
と今度は急に女性っぽくなって、目を潤ましてすがる様にしがみ付いてきた、その甘いお願いと行動に何か混乱してる心に救いの手を差し出されたような気になって、心を撃ち抜かれた気分になり逃げれなかった、いや、逃げる気が無くなった……
(この一連の流れは、いま思えば男をギャップ乱気流で惑わし、混乱させ、心持ちが訳のわからないままに落とす岳姉の技だったんだと思う)
「岳姉!」
「今から岳美て、呼んでね……」
唇を重ねがら岳姉をベッドに押し倒し、首筋を舐め、上着のボタンを外し、久しぶりにあの紫のブラジャーと対面した、ブラをすぐに外そうとしたが、俺は経験が無いので中々背のホックが外せずに手こずっていたら、
「勉くん、このブラ外さないでも乳首のところ開く様になってるから、前の時の様にじっくり下着も鑑賞しながら吸った方が楽しいいじゃないかな、ショーツの方も同じ様に前は開くからそのまま中までじっくり覗く様に……」とそこまで言って、岳姉は黙り、顔を横に向け口元に人差し指と中指を当て「好きにして……」と頬を赤らめて呟いた……。
俺は、その助言に、この下着はセックス仕様だった事を思い出した、少し気が焦ってる気もしたので、少し深呼吸をし落ち着き、片方のブラの乳首の辺りの生地部分を調べたら、二重に重なる様に閉じている生地がズレて開き、その下にはマイナスドライバー差し込めば回せそうな先端が綺麗に縦に窪んだ勃起した乳首がその姿をあらわした、俺は、そのヤラシイ乳首にたまらず吸い着いた、もう片方の視界の横には俺の手でブラごと上から鷲掴みにされ、揉まれ歪な形に変形させられている岳姉のヤラシク揺れる乳房が見えていた……
数時間後……
岳姉はうつ伏せでお尻を半分毛布から出して片手をベッドの下に垂れ、疲れ切って寝ていた……
俺は、垂れているその手を取り、ベッドに戻し、毛布をかけ、散乱している使用済のスキンと、その空箱を片付け、食器を洗った後、先に貰った合鍵で鍵を閉めて家に戻った……
その日は、当たり前の事だが、帰宅時間が予定よリだいぶ遅くなり、日付けも変わった深夜に家に着いた。
シャワーを浴びベッドに寝転がると、俺は、前戯の余韻にふけた……
初めて股ぐらから乳房を見上げた、女性の股ぐらは、むせるほど臭いと聞いていたが、岳姉は俺の顔にしゃがみ込む前に「ちょっと待ってね」と何処からか取り出した香水を股に「プッシュ」と一吹きし、「この香水、天然の素材だから、いくら舐めても大丈夫よ、じゃあどうぞ」
『じゃあどうぞ』……その何気ない言葉で俺の理性は壊れた……『どうぞ』って……言葉とは、その時の行動で普段何気なく使っているありふれた言葉も、魔力が帯び暴走する呪文だと知った、それに、その何か自然な良い香りがする香水のおかげで、苦痛な事は何もなかった……。
……朝、起きた時、その日のうちに童貞を失うとは夢にも思ってもいなかった……
部屋の窓から見える丸い月は、怪しく紫色に光っている様に思えた……【終】
後書き
親戚の子が家に来た以外は、全部フィクションでありますのでご安心ください。でも、こんな事考えてる私って欲求不満なのかしら?
※内容はフィックション。
2022・11・22✍🏻
義理の姉 仙 岳美 @ooyama1252takemi
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