第81話
「ふぅん」
男子校生はそう言うと、私の左腕を掴んで自分の方に強く引き寄せた。
「———…っ!!」
この部屋の畳はかなり年季が入っていて、私の体はその畳を滑るようにして簡単に倒れ込んだ。
「んじゃあ早速だけどもう挿れるね」
男は私のスカートに手を入れて下着を脱がすと、足の間に体を入れて私の腰をぐっと自分の方に引き寄せた。
抵抗なんてもちろんしなかった。
私はぼんやりと天井を見上げた。
まさかこの部屋でヤる日が来るとはな。
せめて布団くらい敷いてくれても良いのに。
畳とはいえ、背中痛いよ。
しばらくすると、コンドームをつけ終わった彼のソレは少しの痛みを伴って私の中に入ってきた。
「…くっ…狭ぇ…」
男はそんな言葉をこぼしながらもしっかりと腰を振り始めた。
初めに感じた痛みはすぐになくなって、ただひたすら繰り返されるその前後運動を私は黙って受け入れた。
男子校生は目を閉じていた。
きっと突っ込んでいる相手をお母さんで想像して腰を振っているんだろう。
なんかコイツもコイツでちょっと哀れだな。
男はすぐに両手を私の中途半端にボタンの外れたシャツの中へと伸ばして私の胸を揉みしだき始めたけれど、彼は目を閉じたまま少し不満そうに眉間にシワを寄せていた。
それもそのはずだ。
だって私にはお母さんみたいなボリュームのある胸はないんだもん。
ひたすら繰り返される抽送に私の体も反応してきたのか、しばらくすると男子校生が動くたびに私達の交わるそこからはグチュグチュと卑猥な音がしていた。
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