第91話

私が寝ている間にまた写真でも撮りに来たのか、


それとも単に様子を見に来ただけか、



はたまた体でも触られるのか、…



いろんな可能性を考えながらベッドの中でひたすら大人しくしていると、しばらくして叔父さんは部屋から出て行った。



それと同時に私は思わずガバッと体を起こしてみたけれど、部屋は暗いし私は目を閉じていたから結局叔父さんが私の部屋で何をしたのかはいまいちよく分からなかった。



まだ私がこの部屋に戻ってきてから全然時間だって経ってないし、電気も付いていなくてベッドに入っていて返事がないとはいえまだ私が起きている可能性だって十分あったはずだ。


それなのにそんなに躊躇いなく部屋に入ってくるなんて…


それにさっきだってあんな簡単に私のブレザーを脱がそうとしていたし、…あんなことまで私にお構いなくやられるようになったら私に安全なんてあったもんじゃない。





夜中だっていつ来るか分からないと思えば、私は怖くて不安でなかなか寝つけやしなかった。























さっき危うく制服を脱がされそうになった時に強く出なかった私の態度は、叔父さんの中の何かを許してしまった気がした。

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