第43話
はて……。つきまとはなびと喧嘩する前に私は晴都に「大っ嫌い」だの「顔も見たくない」だの言ったはずなんだが。なんで何事も無かったかのようにしてるんだろ。相当メンタルが強いのか、マゾヒストなのか。
…………後で謝ろう。うん。
あったかいお湯に浸かりながら、そう決める。
そろそろ上がろうかと、湯船から出る。
「ぴあのー、着替えとタオル置いとくからー。」
……おん? そういや普通に風呂入ってるけど、私今素っ裸で扉1枚隔てて晴都と対峙してるのか。晴都以外家に人いたっけ? あれ、なんか色々と状況があれ? てか、私今上がってどうするつもりだった? もうちょっと上がるのが早かったら危なかったな?
「……はーい」
はー……恥ずかし。今度から気をつけよ。いや、今度があっちゃいけないな。友達の家に来てるわけじゃないんだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます