第86話
顔を洗い、着替えると本宅にある書斎に向かった。
今日はお母様がいないらしく、車庫にはお母様の車はなかった。
ノックをして書斎に入るとお父様が待っていた。
「失礼します。」
そう言うとお父様と目が合う。
背筋を伸ばしながらお父様の言葉を待った。
「この間の、浩一の誕生日パーティだが、くれぐれも今後はあのようなことがないように気を付けなさい。」
「はい。」
この間、パーティで起こしたことについて、殴られることを覚悟していたけれど思っていたより怒られなくてほっとした。
そういえば、榊が怒られないように説明するといっていたことを思い出した。
何て言って説明したか気になりつつ榊に感謝した。
「それと、今日はお前の婚約者についての話が合ってきた。」
「婚約者ですか・・・」
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