第49話
学校から外に出るといつものように榊が待っていた。
家に帰り、榊が用意していたドレスに着替えると
「そこに座れ。」と言われた。
榊はなぜかヘアアレンジをするのがうまい。ついでにメイクまでできるのだから、たまにこいつは何者なのだろうと思う。
完成して榊のほうを振り返り
「どう?かわいくなった?」
と聞くと
「いつもよりはマシ。でも、やっぱりもうちょっと色気がないとだめだな。どこからどう見ても小学生のようだ。」
「うるさい!しばくぞ」
「ほら、行きますよ。」
私の言うことはまるで無視だな。
いじめか?新手のいじめなのか?
「はーい。」
考えるのを放棄して榊の後ろについていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます