第41話

「ほんとだ。」



榊は、タバコを吸いながらすごく美人な女の人と一緒にベンチに座っていた。



「誰だろうね。一緒にいるの。沙妃知ってる?」



「知らない。」




170センチくらいありそうな身長にヒールを合わせてはいているその女性はとても美人で、モデルのような人だった。




もしかしたら彼女かもしれない。




二人は雑談をしているように見えた。




「近づいてみる?」




「え?ばれたらどうするの?」





「ばれないよ!」





流歌はそう言うと、タクシーから降りて、ベンチの近くにある木の後ろに隠れた。





私もついていき一緒に隠れると、思っていたよりも近くにこれたみたいで声も聞こえた。

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