第36話
次の日になり学校に行くと流歌にめちゃくちゃ謝られた。
「ごめん!!!ほんとにごめん!!自分のことでいっぱいになっちゃって・・・沙妃を連れ出すの忘れてた。変なことにならなかった?襲われたりとかなかった?」
心配そうに見つめる流歌に昨日のことを言うのはかわいそうだと思い
「何もなかったよ。榊が迎えに来てくれたから普通に帰った。」
「そっか、榊さんに怒られなかった?」
「うん、榊は私に怒らないから大丈夫だよ。あっ・・・・・引かないでね・・・引かないで聞いてほしいの・・・私の頭の中にGPSが入っているらしいの」
私は顔を真っ青にさせながら流歌に言った
流歌はまつエクをしている目をバサバサと瞬きをさせながら
「は?」といった
「昨日ね、私居場所を言っていないのに榊が来たの。それで、なんで場所が分かったのか聞いたら、GPSって言ったの!私昨日スマホと、財布しか持ってなかったんだよ!!!てことは・・・頭に埋め込まれてるんだよ・・・やばいよ・・」
「いや・・多分・・・スマホだと思うよ。GPS機能のアプリでも勝手に入れられたんじゃないの?」
「え!?なにそれ!!!勝手にそんなことしたの榊!許さん!」
スマホを見ると自分で入れた覚えのないアプリがいくつか入っていてそれは全部GPSの機能が付いているアプリということが発覚した。
「消してやる」
私は全部消してやった。
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