第35話
「じゃあ、何もしないで部屋に閉じこもってるから!休みを取ってもいいよ榊!」
この人まだ26なのに、私にかまってばっかりで友達とも遊べないなんて可哀想すぎる。
これじゃあ彼女とも遊べないじゃん。
「あんたが閉じこもることになったら俺がここで働きだした意味がなくなるからいい。」
「ん?どういうこと?」
「なんでもねえよ。こっちの話。この仕事給料いいんだよ。だから働いてるんだよ。」
「ふーん、でも休みたくなったら言ってね。」
「はいはい。あんたは早く寝てください。」
「え、それは無理だよ。今日は私の最近のお気に入りのドラマ『毎晩プリンを食す』がやってる日だから。今から観るの。榊も観ようよ」
「いやです。」
「そんなこと言わずにさー!!」
そういいながら腕を引っ張ると、榊はしぶしぶ一緒にドラマを観てくれた。
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