第34話
自室に戻る途中ふと気になったことがあった。
「ねえ、榊って休みの日って何してるの?」
聞いた後にあれ?っと思った。
この人休みなんて今まであったっけ???
「榊って休みあるの?」
篠田は、今回みたいにたまに長期で休みを取り奥さんと一緒に旅行に行ったりするし、メイド長の加島さんは日曜日と水曜日は休みの日だ。
でも、榊は常にこの屋敷にいる気がする。
「お嬢様が学校に行っている平日の昼間が俺の休み。専属執事だから、基本的にお嬢様についているとき以外仕事はないんですよ。」
「なるほどね~」
ん???てことは
「榊って一日休みの日ってないの?」
「ないな。ほんとブラックだ。」
「たまには休んでいいよ。榊。」
チラッと榊を見ると、私のほうを見て
「俺がいないときに変なことされても困るんだよ。後始末が大変。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます