第3話

急いで鏡を確認するといつも通りの私の顔だった。




「何よ!いつも通りじゃない」



ほっとしたように榊を見ると




「あ、訂正いたします。お嬢様、いつものように顔がパンパンですよ」





「もう!!!うるさーーーーい!ただの悪口じゃない!許さないわよ!クビにするわよ!!」





「私をクビにする権利があるのは旦那様であってお嬢様ではないので。そんなこと言っている暇があったら準備をしたらどうですかポンコツ・・・アッ、オジョウサマ」





「ポンコツって言ったわね・・・もうっ・・・ぬあ!!!時間がないい!!車準備して!顔洗ったらもう出るから。」




「承知しました。では玄関でお待ちしていますね。」




榊は部屋から出ていくと私はすぐに顔を洗いに行った。

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