第2話

私を小馬鹿にしたように笑っているのはうちに仕えている執事



榊 理生(さかき りお)だ。



私の10歳年上で小さな時から私の専属執事をしている。




「まあいいわ。着替えるから、靴下取って」




小さな時から一緒にいることから、こいつに対して羞恥心とかそんな感情はない。




目の前で着替えることだってできるし、恥ずかしいとかは思わない。




「はい。わかりました。それにしてもお嬢様、大変です。」




「は?何?」




制服のワンピースを被るように着ながら聞いた。





「お嬢様の顔、パンパンです。まるでアン〇ンマンのようです」




憐れむような顔で言う。



「は?ほんとに???」

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