第3章 運命の師匠との出会い

ある日、レオンは家から少し離れた森の奥に迷い込んだ。そこで出会ったのは、びついた剣を持った1人の老剣士だった。その男は、見るからに貧相でありながら、目の奥に強烈な光を宿していた。


「お前、その剣、振れるのか?」


レオンは戸惑いながらも頷き、老剣士の前で剣を構えた。幼いながらも何度も独学で振ってきた剣だ。だが、次の瞬間、老剣士は見えぬ速さで動き、レオンの剣を一撃で弾き飛ばした。


「そんなものか。だが……魔力を感じるな、剣に。お前、剣と魔法を融合させたいのか?」


その言葉にレオンの心が震えた。


「俺に教えてくれ!魔剣士になりたいんだ!」


老剣士は笑みを浮かべた。


「面白い。いいだろう、教えてやる。ただし、修行は死ぬほど厳しいぞ。」


こうして、レオンの「魔剣士」を目指す旅が始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る