第79話
「ちゃんと忘れ物しないように確認しろよ。」
ももちゃんは、受験に関係ある教科以外は基本的にどうでもいいらしくそこまで厳しく言ってきたりしない。
むしろ、「夏に運動とか熱中症になるリスク高いからしたくなかったらしなくていい」……なんて言う始末だ。
せめて体育館にエアコンついてればいいけど…………ついてないんだよなぁ……
暑すぎて耐えられないもんなぁ。
……てゆうか。そんなことより私の体操服どこだよ。
その後家中探したけどどこにも見つからなかった。
体育なんてそんなにないから1枚ずつしか持ってないよ。
週明け体育あるし………………やっぱり学校のどこかにあるのかな?もう1回探すか…………
新しい体操服……買うのもったいないなぁ……
「なかったのか?」
「うん…………多分落し物に届いてると思うから月曜日学校で聞いてみる。」
「……とりあえず俺の使っとけ。一応まだあるから。」
ももちゃんは実家から殆ど荷物を出してきているらしく、体操服もこの家に置いてあったみたいで出してくれた。
佐々木って書いてあるし……でかいからちょっと恥ずかしいけど……まぁ見つかるまでこれを着るか。
一旦着てみたら、やっぱりデカすぎてすぐに自分のを見つけようと心に誓ったのは言うまでもなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます