第71話
確かに、乃々華と遊びに行く時はももちゃんがお小遣いくれてたけど……
そういう事だったのか!
なるほど……知らなかった。
うどんを食べていると、ももちゃんが1切れカツをくれて、食べたら凄く美味しくて、私もカツにすればよかったなぁ……と少し後悔した。
帰り道、ももちゃんの運転する車はあまりにも安全運転で揺れが気持ちよくてまた眠りそうになってしまった。
「…………めめ子…………着いた。」
ももちゃんに、呼ばれて目を覚ますといつの間にかマンションに着いていてびっくりする。
「そんな寝てたら、夜寝れなくなる。」
「……寝れるもん。…………いつでもどこでも何時間でも寝られる。」
実際、私もももちゃんもそのタイプで布団に入るとすぐ眠ってなかなか起きない。
ん?
「………………とろろ!…………とろろのキーホルダー!なんで!」
も……もしかして私連れて帰ってきちゃった!?万引きしちゃったとか……
ど……どうしよ。やらかした……
真っ青な顔をして、ももちゃんに
「ごめんなさい、警察に出頭します」と自己申告すると
「アホか。」とデコピンされた。
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