第70話
「買わなくていいのか?」
「うん!また来月考える。」
お金はできるだけ残して置かないとね。……それに、今週は前林くんと映画行かないとだし。
映画行くなら……とろろ買いたかったな。
いやいや!友達とキーホルダーを天秤にするなんて良くないよね。
「もう、こんな時間だしフードコートで飯食って帰るか。」
ももちゃんにそう言われて頷き、フードコートへ向かう。
ももちゃんはカツ丼。私はうどんを頼んだ。
こういう時、基本ももちゃんがお金を出してくれる。申し訳ないけど……私もバイトとかしてないから払えない。
「ももちゃん……いつもお金…………ごめんね。」
「泰成に十分すぎるくらい貰ってる。めめ子の生活費とその他もろもろはそこから捻出してるから。」
なるほど。それは知らなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます