第60話

「ねぇ、可愛い彼女との時間……邪魔しないで貰ってもいいかな?」




目線の先を見るとお姉さんたち。



ま……まだ居たの!?気が付かなかったよ。






お姉さん達は悔しそうな顔をしてどこかへ行ってしまった。




ももちゃん……逆ナンされてたんだね。




「……も……ももちゃん!!あんなことしないでよ!……びっくりするじゃん。」





「……中々散らないから。面倒で。」




ももちゃんはゲンナリした顔をしている。




「……てゆうか、お前本当に俺の好み熟知してるよな……さすが仕込んだだけあるわ。」




「ももちゃん意外と好き嫌い激しいよね。……てゆうか仕込まれた覚えはないんだけど!」





まぁ、実際仕込まれているのかも……だけど。





「ももちゃん、私夕飯とか作るよ?……ももちゃんも学校とか忙しいでしょ?」




今は、ももちゃんの学校が遅い日とか、バイトの日はももちゃんが作り置きしているものを食べるようにしている。





私ももちゃんの、好きな物わかるし。




「……しなくていい。」ももちゃんは少し機嫌が悪くなった。




「なんで?」





「そういうのは俺がやるから。」

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