第3話

「あ?」



……あ、こわ。着ますよ。着ればいいんでしょ?




「………………」




「早く着替えろよ。」





「ももちゃん、貴方様が出ていかないと服脱げませんが。」





「は?……お前の裸なんて見ても何も思わねえよ。」




まぁ、確かに?……何回も一緒にお風呂とか入ったし?



私もももちゃんの裸見ても何も思わないけど?………………なわけねえだろ!!





何年前の話だよ!!園児のときだよ!!



それに、夜はノーブラ派だから!!………………ふぁっ!!!!!








「ぎゃっ!!!!」近くにあった毛布を手繰り寄せて頭から被る。




「ももちゃん…………みた?」毛布から顔だけ出して聞くけど、「早くしろや。」と、怒ってるし……




「ももちゃーん!お昼食べてくー?」マミーがリビングからももちゃんを呼ぶ声が聞こえる。







「いらねー。今から食いに行くから。あ、でも……実果みかのハーブティーと、信義のぶよしの苺食いたい。」





「じゃあ、降りてらっしゃーい。」



マミー……あんたはこの男の言いなりかい!




それにこの人、人の両親のこと呼び捨てかい。……




「早く着替えておりてこいよ。」

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