第75話

「迷惑かけたけど!これ以上慶太くんには迷惑かけないから………これっきりにするね?慶太くんには迷惑かけたくない……」


「迷惑なんて俺は思ってない。それとも三ツ矢さんには俺以外に迷惑をかけたい奴がいるの?」



見たことない、慶太くんのまっすぐな瞳。


逸らせない。


大人の、18歳になった慶太くんなんだ。



「ち、違うよ……私は」


「俺はむしろ三ツ矢さんが困ってるならあの頃と変わらず手を差し伸べたい。むしろ、一緒にいたいんだよ。三ツ矢さんと!」




え…………?

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