夕日

第74話

「本日はこれにより終了致します」




慶太くんは腕時計を見た。



「もう17時か。帰ろうか」


「うん。慶太くん」


「ん?」


「今日は私のために付き合ってくれてありがとう。すごく嬉しかった…貴重な時間割いてくれて」


「そんなことない。俺も楽しかった。水族館なんか何年ぶりだろ?って感じでこんなに楽しい1日になるとは思ってなかったから。礼を言うのはこっちだよ。ありがとう」



慶太くん……


お礼なんて反則だよ。


別れ難くなっちゃう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る